金ETF(GLD)200日移動平均線を割る
金のETF:-1.14%。200日移動平均線を割り、250日移動平均線に接近中です。
現在、コロナ第3波が来ておりますが、ワクチン開発が好調であり経済回復の期待から米国株価は上昇傾向にあります。市場がリスクオンに動いていることから、リスクヘッジで保有される金は売られているという状況です。
上記画像は金ETF(GLD)の日足チャートになります。※長期線は設定の都合で100日です。
下降トレンドであるのが分かると思います。11月上旬に下降トレンドを一度上抜けるも戻ってきてしまいました。現在はセンターラインも下抜けています。合わせて
- 下降トレンドパーフェクトオーダー(長期・中期・短期移動平均線の順で下向き)
- MACDがデッドクロスしている(下降トレンドである)
などからも分かると思います。
RSIは短期:5、長期:15であることから売られすぎ水準であるとも言えます。(20~30以下)
なので一時的な買いが入る可能性もありますが、上記画像のセンターライン、各種移動平均線が抵抗線となりますのでそこで反発するか、抜けれるか見極める必要があります。
金を買った目的は?
チャートを見れば弱気相場であることが分かると思いますが、投資で大事なのは目的です。ここがブレてしまうとチャートに良くも悪くも流されてしまいます。
- 短期・長期どちらで考えているのか
- 売買タイミングは?
- 買った目的は?
などが挙げられると思います。
一般的に金はインフレ対策、ポートフォリオ(資産配分)のリスク分散で長期的に保有されると思います。金鉱株は短期的な利益を狙う方が多いと思います。
リスク分散
リスク分散目的なら、株価が上昇し金価格が下落しているということはリスク分散が機能しているということです。なので、ポートフォリオ内の【金:その他】の割合が下がっているということですから、買い増すのが当初の目的に沿った行動になります。
買うタイミングは定期買付なのか、タイミングを見極めるのか当初の目的に合わせましょう。
短期トレード
金鉱株で短期的な利益を狙うなら損切りを検討しましょう。私は実経済と株価に乖離があり、過熱感やワクチンの不安から金鉱株を買いました。いわゆる逆張りですが外れました(笑)。一時的に+でしたが下降トレンドに再び入るのをみて反発できないと読み損切りしました。結果的に損失を抑えれたのでよかったです。※画像は金ETFなので金鉱株でご覧ください。
損切りを考えている方はRSIでの買戻しを考えてもいいかもしれませんが、抵抗線などで反発されたら売りを検討しましょう。
私は底を見極めつつ下降トレンドから抜けれたら買い戻したいと思っています。
インフレ対策
長期的なインフレ対策として保有しているなら、狼狽売りに走らないようにしましょう。
金の特徴として
- 埋蔵量に限りがあり無価値にならない、信用リスクがない
- 世界で価値が共通
- 市場が大きくボラティリティが小さい(銀やプラチナと比較)
などが挙げられます。
そして、コロナの影響で世界的にお金が刷られているので今後インフレが懸念されます。
ビットコインもインフレ対策として注目されていますが、現在正念場を迎えています。ビットコインがさらに暴落となると、安全資産と言われる金に資金が流れる可能性があると思います。
株式もインフレに強いと言われていますが、金と比べると
- ボラティリティが大きい
- 信用リスクがある(破綻)
などよりリターンを狙えますがリスクも大きくなります。自身のリスク許容度に応じた投資を行っていきましょう。では今回はこの辺でノシ
※未来は誰にも分かりません。投資は自己責任になりますので無理のない範囲内で行いましょう。
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