暗号資産における”ドミナンス”とは【仮想通貨】

アルトコイン

ドミナンスとは

ドミナンスとは優越、支配といった意味を持ちます。暗号資産(仮想通貨)におけるドミナンスとは「暗号資産市場全体における、特定通貨の占有率」のことを意味します。

2020年9月15日時点で、仮想通貨の時価総額の合計は約36.4兆円です。このうち時価総額が最も大きい、つまり最も多く保有されているBTC(ビットコイン)が約20.7兆円であり、仮想通貨全体のおよそ57%を占めています

暗号資産ではBTC以外を総称してアルトコインと呼びます。BTCの市場規模は57%であるため、アルトコイン全体の市場規模は43%となります。

暗号資産の支配者はビットコイン

上述した通りアルトコイン全体の市場を合わせてもBTCの半分にもなりません。また、ほとんどの仮想通貨取引所において、上場している仮想通貨には「BTC建」が存在します。「ETH/BTC」「XRP/BTC」など、BTCは暗号資産市場において基軸通貨の役割を担っています。なのでアルトコインはBTCの影響を大きく受けます。

例えば、BTCドミナンスが上昇している場合、アルトコインからBTCへ資金が流れ始めていると見ることができます(BTCドレインとも言う)。この場合は、アルトコインをBTCに替えることで、アルトコインの損失を抑え、ビットコイン価格上昇の恩恵を受けることができます。

反対に、BTCドミナンスが下がり始めた場合、BTCからアルトコインへ資金が流れてきていると見ることができます。この時、占有率が増加傾向を見せているアルトコインを探し、替えることで利益を出すことが狙えます。

注意点はBTCが下落を始めた時です。BTCの市場規模はアルトコインより大きいのでアルトコインに資金が流れても大きく動きませんが、BTCが下落を始めたら、後を追うようにアルトコインも下落し始めます。この場合は暗号資産自体から資金を引き揚げることで損失を抑えることができます。

勿論個別のファンダメンタルズの影響もありますが、暗号資産の取引を行うならばBTCを欠かすことはできないと言えるでしょう。私の取引初めはアルトコインでした(笑)ので皆さんはお気をつけ下さい。

終わりに

現在BTCは年初最高値1,600,000円を突破しましたが、少し停滞し始め後を追ってアルトコイン全体が値を上げてきました。現在は横ばいをしておりますが、ここから下げるようならば調整局面(利益確定)により市場全体が下がる可能性があるので動向に注意しましょう。ではノシ

※未来は誰にも分かりません。投資は自己責任になりますので無理のない範囲内で行いましょう

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